行ってきましたスノーピーク奥日田(3)

コウジ

2017年11月11日 00:30

秋キャンプを完全に舐めていた私たちに突きつけられた

カセットコンロの火がつかない問題!


私たちを嘲笑うかのように、奥日田の冷たい夜風が吹き抜けます。


炊飯は諦めるしかないのか・・・


しかーし!私は最終兵器を準備していたのです!


それは
SOTOのシングルバーナーST301!




お前カセットコンロで乗り切るって宣言してたやんか!
違うだろーー!



との罵声が聞こえてきそうですが、これには理由があるのです(言い訳)


そう、あれはキャンプ出発の4日前。
何気なくナチュラムを見ていると、ST301がお買い得なセットで売っているではありませんか。


SOTO シングルバーナー+パワーガス 3本パック【お得な2点セット】



私「まぁでも、今回はカセットコンロで間に合うよな」


物欲の悪魔「いいのか?11月の奥日田だぜ?」


私「でも、もう今回の予算使っちゃったし…


悪魔「買っちゃえよ。マーヴェラスより全然安いぜ?」


私「だから、もう予算が無いんだって!」


悪魔「おいおい、あるじゃないか。
この間タープ買ってもらったポイントがよぉ


私「ええっ?!」


それはまるでお金を持ってないと言う中学生に、ジャンプしろと命令するヤンキー状態。


でもジャンプしている私の顔は笑ってるー


と言うことでポチったわけです。


内緒で買ったので奥さんに怒られないか、恐る恐るセッティングします。


妻「なにそれ?また買ったの?」

私「う、うん。あとで説明するから、とりあえず火をつけよう」


ということで点火すると

おお、楽勝で火力MAXじゃー

火力を得たFan5DXは、噂に違わぬ素晴らしい実力!

まるで水を得た魚のよう。

いや、まるでキン肉マングレートを得たキン肉マン!

まさにマッスルブラザーズ!





おかげで30分ちょっとで美味しいご飯が炊けました。



子供達も美味しい美味しいとご飯をおかわりします

5合炊いたのですがあっという間に3合くらい減りました(残り2合は明日の朝食用)



あと調子に乗って、炙りチャーシューも作ってみました。



お風呂に入っている間にダッチオーブンの余熱で調理したのですが

長く置いたせいかちょっとパサパサでした。

でもサクラチップを入れて燻製っぽくしたので、甘い香りがして美味しかったです。



お腹が太ると気持ち的にもちょっと余裕が出てきました。


いよいよ、お待ちかねの焚き火ターイム!


昔、偉い人が言ってました。


「焚き火の為にキャンプがあり、キャンプの為に焚き火がある」と。


前回のキャンプでも満月の下で焚き火を楽しんで、すっかり焚き火の虜になった私たち。



しかし……





今回はあまりの寒さにみんなスクリーンタープから出ようとしません。


火起こしを私に任せてチーズフォンデュに舌鼓を打っています


チーズフォンデュのあとで、マシュマロを焼きにやっと出てきた子供達。

あまりに寒かったのか、最後は焼けるのを待たずに口に放り込んでいました(コラ!)


寝る前に歯磨きに行った娘が言いました。

「あそこのお水、温かかったよー」

スノーピーク奥日田はお湯が使えると聞いていましたが
そんなはずがありません。



なぜなら、私たちが今回利用しているのはフリーサイト。
旧施設の設備なのでここはお湯が出ない仕様なのです。


娘の手を触ってみると、ヒャッ!氷のように冷たい!


そう、水より手が冷たかったので温かく感じただけなのです。

「節子、それお湯やない。水や!」

焚き火に当てて手を暖をとらせようとしましたが




風が強すぎて業火に。
近づいたら火傷しそう(次は絶対カイロ持ってこよ・・・)


さて、子供達は9時に寝かせて、私たちは焚き火を囲んでちびちび飲むことに。


しかしあまりに寒すぎて、冷たいビールが体にこたえます。
こんな時はホットワインとか熱燗ですわ……



月も雲に隠れてしまい、体温だけが奪われていく・・・

やっぱりあのアウター買っとけばよかったかな。と後悔してもあとの祭り。

結局、薪を全て使いきることなく10時すぎに就寝。


深夜5時。


あまりの寒さと尿意で目が覚めました。


ふと見上げると、月を隠していた雲も消え去り綺麗な星が瞬いていました。






あまりに綺麗なので子供を起こしました。

次男だけがテントから顔を出し、5秒ほど眺めて

「あ、きれい」

とだけ言って寝袋に戻りました。チッ


俺だけ乙女かよ。


カメラを取りに車に戻りましたが

その時にちらっと見えた車内の温度計は4℃でした。


そりゃ寒いはずだわ。



北斗七星を見つけて夢中でシャッターを切りますが




全然写せませんでした。(この何倍も明るくて綺麗でしたよ)

写真の腕も上げないとなー。

なんてヤバイヤバイ!今度はカメラ沼にハマってしまうからやめとこ。

<次回に続く>


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