虫垂炎との闘い(キャンプと関係ないお話)

コウジ

2017年09月28日 01:16

それは忘れもしない9月14日のことでした。


先述のように、スポーツショップで店員さんに勧められてテントと寝袋を予約。

帰宅後、晩御飯のシチューを仕込んでいました。


もうキャンプ用品をまとめ買い(予約)したことで気分も高揚して、自然と鼻歌なんか出る始末。


ところが16時頃、急に腹痛を覚えました。


「あいたた、何か悪いものでも食べたかな・・・」

そういえば今朝次男がお腹が痛いって言ってたな・・・

ひょっとして昨日食べたカツオのタタキにあたった?


食あたりを疑った私はトイレに行った後、正露丸を飲んでちょっと横になりました。

しかし普段なら30分もすれば収まるはずの腹痛が、どんどん強くなっていく気がします。



アカン・・・妻にメールや(なぜか関西弁)



看護師の妻はその日夜勤だったため帰宅の予定は24時。

でもこんなとき頼れるのはやはり妻しかいません。

妻からの返信を待つ間もどんどん痛みが増していきます。





とても素っ気ない対応に見えるかもしれませんが、妻はいつもこんな感じです

病人には同情するよりも冷静な対応をするよう心がけているのだとか(それがたとえ夫であっても)


結局18時頃、救急車を呼びました。タクシーの電話番号を調べる力も残っていませんでした。

救急車を待っている間、私の頭の中は次のことでいっぱいでした。



入院したら、週末のキャンプ用品のセールにいけないかもしれない・・・


バカですよねぇ

救急車はありがたいことに5分ほどで来ました。

本当に本当に感謝です。

(しかしマンション住まいでストレッチャーで運ばれるのは超恥ずかしいです)


そして救急隊の方には妻が勤務している病院に搬送してもらうようにお願いしました。

一番近い病院ではありませんでしたが、入院の時何かと便利ですからね。



救急車が走り出した瞬間、安心して全身の力が抜けたのを覚えています。

救急隊員さんがもう少しで病院ですよと言った瞬間、不思議なことが起こりました。


あれ?なんか痛くなくない?


そうです。急に痛みが引き始めたのです。


やばい、ただの腹痛で救急車を呼んでしまった!!

救急車で運ばれるあいだ、必死に対応してくれる救急隊員への申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。



病院に着くと外科の先生がやって来ました。

下腹部を押さえながら、吐き気がないかとか、どこが痛いかなどと問いかけてきます。


(うーん、やっぱりただの腹痛だったのかも)

じゃあここはどうですか?

そう言って先生はヘソの横あたりを押さえました。


うぎゃーー痛い!!!


「あーおそらく急性虫垂炎でしょうね。エコー撮ってみましょう」


それを聞いて焦る半分、腹痛でなくて良かったなどとちょっと不謹慎なことを思ってしまいました。


しばらくして妻がやって来ました。

妻「大丈夫?」

仕事モードの妻はやっぱり素っ気ない感じ。

私「うん。今はそれほど痛くない。やっぱり入院かなぁ」

妻「そうなるだろうね」

私「あのさ、お願いがあるんだけど・・・」

妻「なに?」

私「週末さ、スポーツ・○ポにテント取りに行ってくれない?

その時妻が「ハァ?こんな時に何言ってるの?」という顔をしたのを私は見逃しませんでした。

私「あ、いやゴメン。子供達のこと頼みます」

機嫌を損ねてキャンプの計画がお流れになってしまってはたまりません。


とりあえず、その日は抗生物質を点滴しながら入院することに。

妻は一度家に帰って、入院の準備をして来てくれました。(感謝!)


次の日・・・エコーの結果、やっぱり虫垂炎でした。

ただ、一晩経って盲腸の腫れが引いているとのこと。

「薬が効いたようです。これなら切除しなくて良いかもしれませんね」


と先生もおっしゃってくださいました。


妻は先々心配だからと切除を勧めてくれましたが、結局切除しないことに。


この判断が正しかったのかどうか未だにわかりません。

でも、あれから2週間たちましたが経過は順調です。


で、キャンプ用品ですがセール最終日に退院して、なんとか購入することができました。






しかしこれだけのグッズ、どこに入れれば良いんだろう・・・